保育所等訪問支援とは

特別な支援を必要とする子どもたちが、保育所や学校のなかで、心地よく生活をおくることや自分の力を発揮し自分の願いや想いを実現できるように、個々の子どもの発達段階や特性、学校・保育園の状況に応じて、適切かつ効果的な支援を行うものです。(国の規定にプレイジムの見解を加えて改変したものです)

 ○本人に対する支援
 ○訪問先施設のスタッフに対する支援

 ※支援は2週に1回程度が目安。支援の目的・内容によって頻度は、週1回~3ケ月に1回など調整。

子ども理解

支援の第一歩は、子どもの理解です。子ども自身が、どのような想いや願いを持っているのか、なぜ集団生活のなかでこのような行動(特に周囲が困惑するような行動)をするのかなどを感覚特性、運動・認知・心理面などから分析し、子どもの本当の姿・思いを知ることを支援します。

遊び・楽しみの充実

子どもにとって本当に楽しめる遊びについて、独特な感覚の嗜好性(感覚特性)や認知的なこだわり、発達段階を踏まえ検討し、生活のなかでの楽しみを充実できるよう支援します

他者へ関わる意欲とスキルを育む

他者への関心の芽生えを育み、一緒に楽しみを共有していくための支援や言葉に限らない多様なコミュニケーションの方法(PECSなど)を活用し、自分の思いを伝えていくためのスキルを獲得できるよう支援します。

遊び・活動に関わる意欲とスキルと育む

粗大運動や巧緻運動の力を育む活動・遊びの提案を行うとともに、自信をもって遊びや課題に取り組み、できた思いを積み上げることができるように支援します。

活動の調整・代替

保育園や学校で実施されてる活動・課題を子どもが理解し能動的に参加できるとともに、適度な挑戦と達成感を得ることができるように、特性や発達アセスメントに基づいた活動・課題の調整・代替について助言します。
これらの支援を通して、同じ場で共に生活し学ぶことのみならず、実感・達成感を持ちながら、充実した時間を過ごすことができるインクルーシブな状況を目指します。

ご利用方法

ご利用にあたっては、保護者とプレイジムとの間で契約を結ぶ必要があります。また保護者が福祉施設を利用するための受給者証をお持ちでない場合、まず相談支援事業所との契約が必要となります。なお利用料は、保護者に負担して頂くことになり、施設側(保育所・学校等)の負担はありません。
※保護者の負担額は、1回あたり1200円~1800円程度となりますが、保護者の所得状況などによって無料となる場合もあります。

ご利用までの流れ
 ①利用を検討される場合、まずはご利用されている相談支援事業所もしくはプレイジムへご連絡ください。
 ②相談支援事業所、訪問先施設、教育委員会等との情報交換・調整(プレイジム)
 ③相談支援事業所への相談・契約(保護者)
 ④相談支援事業所、施設(保育所・学校等)、保護者、訪問支援事業所(プレイジム)の4者で、施設内で支援の必要性の是非について検討し、合意が得られれば手続きを進めます。
 ⑤相談支援事業所による利用計画作成
 ⑥受給者証取得
 ⑦プレイジムとの契約(保護者)
 ⑧利用開始

プレイジムは、児童福祉法に基づく保育所等訪問支援事業の指定を受けています